北海道 海サクラ釣果レポート

field staf 加藤 健

秋田解禁に2年ぶりに行くことができ、3日間投げ倒しましたが3バラシで撃沈。
北海道に戻ってからもモヤモヤしながら仕事も手につかない(笑)7年前にイトウ釣りのために道北へ移住し冷めつつあるサクラスイッチが再燃。
住んでいるオホーツクでも海サクラは釣れますが大きくて50cm。
このモヤモヤはロクマルじゃなきゃ落ち着かないと思い、夜勤明けで片道7時間かけて積丹半島のとある河口へ行ってきました。海はベタ凪、河口から雪代がほどよい速さで流れ出し最高の呼び水になっていた。5時スタート、このポイントは広い海だが、ヒットポイントは決まっている(特に陽が昇ってから)。
川の流れが導流堤にぶつかり海へ払い出す、淡水と海水のヨレ。
先端から5mほどがストンと掘れまた少し浅くなる。サーフ側から泳いできた魚は導流堤の縁を回遊しそこに着く。
この5mをしつこく丁寧に探る。
その日の雪代の水量によって数センチ単位でヒットするトレースラインもレンジも変わってくる。
遠投はいらない、5mのポイントを通るはずの魚をかけるだけ。
ルアーはドラゴンビートをチョイス、着いているであろうスジ、レンジを攻めるには沈下姿勢が優等生のこのルアー以外ない!魚はいると信じ数センチ単位で攻め、2バラシ…。
バラすときは釣りが雑になっている証拠。
気持ちを落ち着け、トレースラインとレンジを丁寧に数センチ間隔で変え攻め続ける。
タイムリミットの14時、10mほどキャストし、ルアーにほどよい抵抗があり最高な泳ぎをするラインを見つけ、トゥイッチを入れフォールさせるとフォール中に前アタリがありそのままズドーンと強烈なアタリが!鬼合わせをすると久しぶりのズッシリとした手応えと共に水中でギランギランとローリングを始める。
ギラつきと手応えからロクマル確信。
川からの払い出しを避け、サーフに誘導し無事ランディング。


異常なローリングで何度かラインを巻かれ焦ったが、ランディングして納得。
鼻曲がりの62cmのオス!これが釣りたかった…数釣りはしなくていい、この1本でいいのだ。
自分の信じる道具で、信じるポイントで最高に美しい魚に出会えたら百点満点。
これで6月からのイトウにスイッチできます。

ロッド:SF-A110MH-TZ
リール:モアザンブランジーノ2510PE-H
ルアー:ドラゴンビート25g、ワイルドブルー

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