No.054 Aug.08.2015.  2015年相模湾キハダ鮪         鮪人誘拐班 桐野利秋様   

今日は絶対に釣りたい。
そんな強い気持ちで高速を飛ばす愛車のハンドルを握り締めた。
マリーナに集結した鮪人誘拐班のメンバーは、ただ粛々と準備を進める。
普段集まると笑いの絶えない気の合う仲間だが、チャンスの少ない鮪が相手の日は別人となる。
一人一人が一度しかないチャンスでキャッチする為に雑念を捨て、精神統一を図っているのだ。
マリーナを離れ暫くすると予期せぬ激しいナブラに遭遇。
あそこにルアーが入れば一発で喰ってくるはずだ。
しかし船が近づくと水面に数羽の鳥を残して本命は姿を消す。
そしてまた数百メートル離れた場所で我々をあざけ笑う。
しかし、今日は鮪の足が速く、厄介にも飛び子を追い回しているようだ。
何度も追跡と逃亡を繰り返すが、遂に鮪は姿を消した・・・。
茅ヶ崎沖に良い跳ねが有るとの連絡を受け、そちらに舵をきり暫く船を走らせると、遠く船団の先に幾つもの水飛沫。
私の血は熱く身体の端々を駆け巡り、気が付けばLevel6‐78を硬く握り締めていた。
近づけばその船団は此処相模湾を代表する名立たる船ばかり。
しかしナブラの追いかけっこや他のアングラーとのライントラブルを避けるために我々は後ろ髪を引かれる思いをしつつもその船団を離れた。
船長とSOULS field staff菊地雅志が何やら相談している。
そして午前中に追ったキハダ鮪の群れを追うことに。
菊地の判断は正しかった。
遠方に激しい水飛沫を確認、無数のキメジの中、時折見せる鮪の跳ね。
私のキャストしたナルド190にキメジがヒット。
菊地のキャストしたエアマティック150に大型のキハダがバイトし、強烈な合わせを入れるも残念な事に乗らず。
回収したルアーを見ると痛ましい程の噛み跡が残されていたと共にルアーの両サイドの塗装がごっそりと剥がされていた。
ルアーにアクションを入れた際、反転したルアーのバックから鮪がバイトしたものと思われる。
次のナブラはより激しかった。
無数の巨大な水飛沫が起こり、跳ねる鮪の中にはソーダガツヲを咥えながら跳ね、 口からベイトを溢す個体も確認できた。
私はナルドより思い入れの強いエアマティック160にルアーをチェンジし次のチャンスに備えた。
いつもこのエアマティック160が頼りだった。
何度もこいつが私に喜びを与えてくれた。
傷付いたボディに何度も補修を加え、今期一本捕れたら「お疲れさん。」と言って自宅の殿堂ケースで休ませてやろうとシーズン前に決めていた。
チャンス到来!! 射程距離に巨大な水飛沫が幾つも立つ。
水面を割り逃げ惑うソーダガツヲ。
それを追う鮪が跳ねる。
キャスト、ラインスラッグを取る途中で激しい水飛沫とともにエアマティックがチュウを舞う。
見ていた仲間が「出たぁ!!」と叫ぶ。
あまりにも激しいバイトに一瞬固まった私。
依然、海中には無数のキハダ鮪が太陽光を浴びて魚体をギラッ、ギラッと輝かせている。
ルアーにダイブさせたまま連続にジャーク。
ドスンとボディブロウを打たれた事に似た衝撃が私の全身を貫いた。
そして リールのスプールが激しく唸る、キハダが止まったら落ち着いてフッキング。
此処まできたら勝負が決まったのと同じ。
絶対信頼SOULSのロッドとギンバルの相性でグングンと鮪を寄せる、銛打ちまで10分も至らずにキャッチすることが出来た。
この鮪をキャッチ出来たのは城ヶ島マリーナ英盛丸船長と 菊地雅志を筆頭に鮪人誘拐班メンバーたちのサポートのお陰です。
鮪のキャスティングゲームは一人では出来ない。
One for all,All for one
だから仲間の誰が捕っても皆同じように喜びを分ち合える。
本当に嬉しい一匹となりました。
そしてエアマティック160 お疲れさん・・・。


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