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「僕なりのヤマメ・イワナの狙い方」
Vol.138

field staff 横田 進

まずは時間帯だが、朝まづめ支流のオーバーハングしたポイントや木々に囲まれた小渓流をチョイスする。
次にタックルだが、ロッドは3種類くらい用意したい。インレッドから支流、そしてかなりの上流域まで探らならなければならないため、あらゆるフィールドにマッチした長さアクションのロッドが数種必要だ。
中流域・上流域にかけては6〜7ft、支流は5〜6ft、源流なら4〜5ftというところだろう。
リールはドラグ性能を重視し、軽量な1000〜2000番クラス。たとえ川の規模は小さくとも、ビックサイズもいる可能性があるので、ヒットした瞬間一気に走りその身を流れに任せて下流に下っていくため、微調整しながら対応できるようなドラグが必要不可欠となる。
ラインもリールのドラグと同じようにビックサイズを想定して正確なプレゼンテーションをするため視認性のいいラインを使いたい。またクセのつきにくいしなやかなラインは扱いも楽で、できれば岩ズレに強いタイプを選びたい。ラインの視認性が良ければルアーがどこに飛び、どこに着水したか、そしてどこをトレースしているかが把握でき、アングラーは水中を3次元でイメージできる。それによってストラクチャーもタイトに攻められ、トレースラインも組み立てやすく、バイトエリアも読みながら攻めることができる。
自分の感だけに頼った釣りは「釣った」ではなく「釣れた」でしかない。また日中狙う釣り場はできるだけ直射日光を避けたエリアにするため、必然的にロケーションは暗く、また朝夕まづめ時はラインは見えにくくなる。
僕の場合はサンヨーナイロン「アプロードFX-R」!!
これによりフラストレーションが溜まったことなど一度もない。視認性の悪いラインはアングラーの意図的な釣り、正確なキャスティングを邪魔し、特に魚の活性が低い時などはその操作性の良し悪しが釣果に大きな影響を及ぼすこともある。
ボトム付近やストラクチャー周り、両脇をボサに囲まれたような所に魚はステイしているため、不用意にポイントに近付くことはできない。
たとえば、落ち込みから深場に変わり、沈み岩が点在していて両脇にボサがあってひらきになる、そんなポイントがあるとしてこんな場所では、落ち込みにルアーをキャストしてカウントダウンさせ、沈み岩を舐めるようにトレースし、ボサ下から誘いをかけながらひらきまで通して来ることができれば完璧!!
こんなロケーションだったら今までフローティングミノーで釣ってきたからこれでいい」などと妥協すれば、必ずや痛い目を見る。フローティングミノーは軽量であるため飛距離が出ず、そのためよりポイントに近づこうとするとひらきにスタンディングしなければならない。そうなってしまうとボサ下〜ひらきにいた魚が皆上流のストラクチャーへ逃げ込み、同時に沈み岩の周りに居た魚まで一緒に逃げ込んでしまう。また下流から順番にポイントを刻んでいこうとすると、ひらきでバラした魚やチェイスだけでバイトしなかった魚まで逃げ込む結果となり、ひいてはメインポイントの落ち込み周辺に居たグッドサイズにまで感づかれてしまう・・・という結果を招くことになる。
これが釣りである。一発で落ち込みを射抜き、急速にボトムをキャッチできるシンキングミノー・スプーン・スピナーのように比重の高いルアーでなければヤマメ・イワナを狙うゲームは成立しない、僕は切にそう思う。
最後にトラウトステージVol9にも書いてあるが、デカい魚を獲りたかったら「友達に聞け」である。ただし、誠意をもって聞くとこと!新しいフィールドにチャレンジする時は常に自分は一年生。素直に聞く、疑いをもって接しては簡単には釣れないことは自分でもよく知っている。
要するに僕が言いたいことはファーストアングラーになれということ。勇気を持ってどこにでも一番に飛び込んでいく、大物を求めて出掛けていく姿勢がビックトラウトに逢えるチャンスをくれると僕は信じている。
タックルを沢山揃え釣り雑誌を読み漁っても絵に描いた餅では進歩がない。まずはビックトラウトのフィールドに行って、自分なりのメソッドを探せば良いのである。
「楽しくなければ、釣りとは言えない」

 

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